国内A級ライセンスの取得は難しくなく誰でも取ることができます。

国内A級ライセンスの取得は難しいの?

私は現役のとき、国際B級ライセンスを持っていましたが、レースを辞めてしまった現在は、国内A級ライセンスを保持し、趣味でレースを楽しんでおります。

よく国内A級ライセンスを持っていると、「凄いですね」と言われますが、実は国内A級ライセンスというのは誰でも簡単に取れてしまいます。

国際ライセンスを取るには、ドライバーとしての実績が必要になりますので、誰もが取れるわけではないですが、国内ライセンスは普通免許を持っている方であれば、誰でも取得できます。

ライセンスを取得するための試験もさほど難しいものではなく、本当に誰でも簡単に取得することができるんですね。

たまにですが、自分は国内A級ライセンスを取得している、と自慢する人がいます。「女の子や周りの人に、凄~い!!」なんて言われて気分をよくしている人がいますが、そのような光景を見ると、あ~この人残念だなと思ってしまいます。

ですので、ここでは国内A級ライセンスは誰でも取得することができるということを伝えたいのと、この記事に興味を持って頂けたらなら、ぜひ国内A級ライセンスを取得して、レースの世界に飛び込んでもらえたら、嬉しいと思っています。

まず、レースに必要なライセンスは、国内B、国内A、国際C、国際B、国際A、とあります。左から順に取得の難易度が難しくなっていきます。

国際ライセンスは、レーサーの実績に左右されて取得できるかできないかが決まりますので、誰でも取れるライセンスではないですが、国内ライセンスは全国にある主要なサーキット場で定期的に講習会を開いていますので、予約を入れれば誰でも受けることができます。

ここでレースをするために必要なライセンスについて、下記に分かりやすく説明していますので、各ライセンスごとにどのような基準があるのかご覧になってみてください。




国内A級ライセンスを取得するには、日本全国にあるサーキット場に問い合わせをすれば、いつ講習会があるか教えてくれます。

ほとんどのところが、国内B級ライセンスと国内A級ライセンスを同時に取得できるコースを組んでおり、1日で取れるところが多いです。

費用については、取得する場所によって少し変わるようですが、私が取得したときは5万円前後だったと記憶しています。現在では(2015年)、3万円~5万円前後で取得できるところが多いようです。

ちなみに私が国内A級ライセンスを取得したのは、茨城県にある筑波サーキットです。もう、20年以上前にもなりますので、取得したときのことをはっきりとは覚えていないですが、記憶を辿って、どのような講習内容だったかお伝えできればと思います。

まず、国内A級ライセンスを取得するには、国内B級ライセンスが必要となりますので、先にB級ライセンスの講習を受けます。

国内B級ライセンスは、JAF(日本自動車連盟)に入会して、簡単な講習を受けるだけで取得できてしまいます。確か3時間程度で取得できたと思います。

しかし、国内A級ライセンスを取得するには筆記試験と実技試験があります。取得するには、国内B級ライセンスを保持していて、B級ライセンスで出場できる競技会に1回以上出場して完走することです。

まずは実技の前に筆記試験のための講習が行われます。ですが、筆記試験といっても教材を見ながら試験を受けることができますので、さほど難しくありません。

筆記試験の内容としては、レースを行う上での最低限のルールやマナー、旗の種類などが主な問題です。

筆記試験が終わると、次に実技試験に移るのですが、ここでは自分の車が必要となります。お伝えするのを忘れていましたが、国内A級ライセンスを取得するには車の持込が必要になります。

国内B級ライセンスは電車やバスでサーキット場に行っても取得することができますが、国内A級ライセンスは実技試験のための車が必要になります。

では、自分の車を持っていないと国内A級ライセンスは取得できないのか、そんなことはありませんので安心してください。レンタカーでも実技試験を受けることができますので、車を所有していない方は、レンタカーを借りてもらえれば大丈夫です。

実は、私も国内A級ライセンスは「レンタカー」で取得しました(笑)当時、理由は忘れましたが何かのタイミングで車を用意することができずに困っていたところ、お世話になっていたショップの社長さんから、レンタカーでも取得できるから、レンタカーで行けばいいよと言われ、レンタカーで行きました。

少々不安はありましたが、主催者側からは何も言われることなく、無事にライセンスを取得することができました(笑)

ただレンタカーを借りるとき、使用目的を聞かれますが、馬鹿正直に国内A級ライセンスを取得するのに使います、なんて言わないでくださいね(汗)

恐らく言った瞬間に、「車をお貸しすることはできません」と、レンタカー屋さんに断られてしまうと思いますので。借りるときは普通に私用です、と言って借りてください。

国内A級ライセンスの実技試験と言われると、何かもの凄いハイテクニックのドライビング技術がないと合格出来ないのではないかと思ってしまう方がいますが、普通免許を持っている人であれば、誰でも合格できます。

では何をするのかと言うと、簡単な模擬レースを行うだけです。「えっ、レース?」と驚く方もいるかもしれませんが、レースといっても、サーキットを何週か周るだけです。

ですが、中には向きになってガンガン攻めて周りの車を追い抜いていく人もいますが、審査の基準は速さではなく、レーサーとしてのマナーや、レースで必要なルールがしっかりと守られているか、ここが審査されます。

ですので、普通にサーキットを周回していればOK、何も難しいことはありません。ただ、少し気をつけて欲しいのは、サーキット走行に慣れている人も中にはいるので、ラップタイムにかなりの差が出ることがあります。

そうなると、速い車と接触事故を起こしてしまう危険性がありますので、大事な車をぶつけないためにも、マイペースを守りつつ、速い車が来たらすぐに譲るなどの対応は必要になります。

自分の車ならぶつけてもまだいいと思いますが、レンタカーを借りて出場して、事故を起こしたなんてことになったらシャレになりませんからね(汗)

ただ、レンタカーで出場するのは最終手段にしてくださいね。私は車を用意することができなかったので、仕方なくレンタカーで取るハメになりましたが、自分の車をお持ちの方は、愛車で講習会に出るようにしてください。

こんな感じで国内A級ライセンスの講習会は終わりになります。そして、最後に合格者が発表されて解散という形になります。ちなみに、合格率は90%前後と言われていますので(JAF発表)、相当下手なことをやらない限りは誰でも合格できます。

JAFもいずれのライセンスにおいては、モータースポーツの発展、車が好きな人が趣味で取得することを分かっているので、そこまで難しい審査はしていません。

ですので、国内A級ライセンスは普通免許を持ち、車を普通に運転できる人であれば誰でも取得することができますので、興味のある方は講習会の参加を検討してみてはいかがでしょうか。

私の調べたところでは以下のサーキット場において、定期的に国内A級ライセンスの講習会を開いているようですので、興味のある方は問い合わせをしてみてください。

国内A級ライセンスを取得して、モータースポーツの世界を楽しんでもらえたら大変嬉しく思います^^


▼国内A級ライセンス 講習会情報

●筑波サーキット(茨城県)
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●ツインリンクもてぎ(栃木県)
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●富士スピードウェイ(静岡県)
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●鈴鹿サーキット(三重県)
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●岡山国際サーキット(岡山県)
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